姑との不和解消に夫が非協力だと離婚事由となるか

A子は、自動車会社に勤務する農家の跡取り息子である彼と結婚した。

結婚当初は家業の農業経営に従事し、彼の両親と円満に暮らしていた。しかし間もなく農作業の不手際が原因で、彼の両親の彼女に対する小言が次第に多くなり、A子が栄養短期大学の入学書類を取り寄せたことが発覚してから彼の両親はA子にいっそうつらく当たり、A子が正月に実家に帰った際に、彼の両親から帰ってこなくていいといわれ、夫と別居せざるをえなくなってしまった。

その間夫は自分の両親の言いなりになり、A子と自分の両親の間のもめ事を見て見ぬ振りをしていた。

A子は彼と離婚できるか。

 

離婚理由となり慰謝料の請求もできる

現行民法は、婚姻を継続し難い重大な事由を離婚原因として認めている。(民法770条1項5号)この規定は、抽象的な規定であり夫婦関係が破綻して、今やその復元の見込みがないことである。

A子の場合には花子と彼の婚姻関係の円満を欠くに至った原因が、A子と彼の両親との不和によるもので、A子と彼の間にその端緒があるわけではない。しかし彼が無関心な態度を改め、積極的に家庭内の円満を取り戻す努力をしないかぎり、婚姻関係の平和を維持すること困難である。

そのうえ、彼にはそういった誠意がみられず、現在においてはA子との婚姻生活を続けていく意思さえもないのであるから、A子と彼の結婚生活は、婚姻関係を継続し難い重大な事由があることになり、A子は離婚を請求することができる。

さらに離婚に当たっては、その離婚の直接の原因がA子と彼の両親との不和にあるとはいえ、彼の非協力的な態度に負うところが多いので、その精神的苦痛に対してA子は慰謝料を請求することもできる。

 

不和解決は夫婦の協力が前提

逆に夫の側から、両親とうまくやっていけない妻とは離婚だ、という請求ができないかと言うとこれは無理だ。

夫が母に絶対服従の為、夫婦仲までおかしくなり、夫が離婚を求めたケースで裁判所は夫として父親としての自覚に欠け、円満な夫婦関係のためにさしたる努力もせず、妻を非難、嫌悪するばかりで、妻がまだなんとかやっていこうと努力しているにもかかわらず一方的に離婚という形で清算するような身勝手は許されないと離婚を認めない判決をしている。

A子のようなケースは世間によくあることだが、事前によく夫と話し合って、彼の両親を説得してもらい、それでも不和が解消できない場合は、家庭裁判所に調停を申立て、調停の段階で、彼の両親と別居するなどの打開策を講じておけば、最悪の事態は避けられたのではないかと思われる。

 

SC探偵事務所について


当探偵事務所は、虎ノ門(本社)、新宿に事務所を設けております。お近くの事務所にお気軽にご相談下さい。

年中無休、相談無料、即日対応でご相談、お問い合わせをお受けしております。また、即日調査も対応致しております。

SC探偵事務所 新宿支社

住所:東京都新宿区新宿4−3−15
レイフラット新宿6F
電話:03-6457-7878
探偵業届出:東京都公安委員会
第30180055号(所轄:四谷警察署)

<最寄駅>
◯「新宿駅」
(JR、小田急線、京王井の頭線、地下鉄丸の内線、都営新宿線・大江戸線)サザンテラス口、新南口から徒歩3分
◯「新宿三丁目」
(地下鉄丸の内線)E7出口すぐ横。
※新宿高島屋から徒歩約1分
新宿伊勢丹から徒歩約3分。

《電車でお越しの方》
〇「新宿駅」新南口、サザンテラス口より徒歩3分
JR山手線・総武線・中央線、小田急線、京王線、都営新宿線
〇「新宿3丁目」E7出口すぐ横
東京メトロ丸の内線・副都心線
《お車でお越しの方》
〇明治通り「新宿4丁目」交差点を
渋谷方面に150m。
〇首都高速「新宿出口」。
※新宿高島屋より徒歩1分
新宿伊勢丹より徒歩3分。

本  社(虎ノ門)

住所:東京都港区虎ノ門3−11−8山田ビル2F
電話:03-6459-0348
探偵業届出:東京都公安委員会
第30180060号(所轄:愛宕警察署)

<最寄駅>
◯「神谷町」(東京メトロ日比谷線)
3番出口より徒歩1分。
◯「虎ノ門」(東京メトロ銀座線)
4番出口より徒歩7分。
◯「御成門」(都営三田線)
A5番出口より徒歩8分。

 

お問合せ

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

電話番号 (必須)

お住まいの都道府県 (必須)

ご相談項目 (必須)

ご相談・お問い合わせ内容

ページトップへ戻る